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  • 執筆者の写真文人 大江

イラスト・デザインの料金設定について

「イラストやデザインを依頼したいけど、料金が分からないから頼みづらい…」というお相談を何度かいただきました。確かにその通りだなと思いつつも、デザイナー・イラストレーター側からもなかなか大っぴらに「幾らでお仕事受けます!」と決まった金額を始めから設定するのもなかなか難しいのです。

そこで私個人の場合、これまでの経験などからざっくりとではありますが、「だいたいこの位かな」という基準をここに記載しておこうと思います。あくまで参考程度にとどめて頂き「予算オーバーだから頼むのやめとこう…」と思わず、一度ご相談いただければとは思います。というのも後ほど詳しく説明いたしますが、比較的安価な条件などもございますので。


◼️イラストの場合

イラストと一言にいっても様々なパターンがありますので、参考画像とともに価格帯を説明していきます。



1.バストショット(線画)

人物画で胸から上程度のイラストで線画の場合


1イラストあたり:4〜8万円










2.バストショット(カラー)

人物画で胸から上程度のイラストで色つきの場合


1イラストあたり:5〜9万円












3.全身イラスト(線画)

人物画で全身の線画イラストの場合


1イラストあたり:5〜9万円













4.全身イラスト(カラー)

人物画で全身のカラーイラストの場合


1イラストあたり:6〜10万円














5.顔

人物画で肩から上程度の場合


1イラストあたり:2〜8万円

(カラーは+1万円)












6.複数人

一枚絵に複数人のモチーフを描く場合


線画・カラー問わず上記料金に

×50〜70%(×人数)をプラス


例:3人のバストショット(線画)

4万+3×(4万の50%)=10万円









◼️プロダクトデザインの場合

プロダクトデザインも製品の種類や製品単価などによりかなり違いがあるため、大きく2パターンでざっくりと説明します。※下記に準じない場合もあります



1.工業製品、もしくは長期プロジェクトの場合

ここで言う工業製品とはいわゆる「雑貨」ではないもの程度の認識でいてください。

例:家具・電化製品・モビリティ等

※プロジェクトの大きさによって料金自体かなり変動するため、あくまで一例。

ちなみに「長期」とはおおよそ半年以上〜一年弱程度の設定です。


イニシャリティ:15〜60万円

デザイン料:50〜100万円

ロイヤリティ:3〜5%



2.その他短期プロジェクト

例:1〜3ヶ月程度のプロジェクトで、雑貨や玩具など


イニシャリティ:15〜40万円

デザイン料:20〜50万円

ロイヤリティ:3〜5%


3.その他の業務

デザインコンサルティング:15〜30万(単発)

ロゴ制作:15〜30万

パッケージデザイン:10〜50万



◼️まとめ

正直「高い!」と思った方も多いとは思いますが、最初に言った通りあくまで自身の経験からの参考な上、これは私にとってかなり好条件な希望的相場になります。

先述した通り、「価格を抑える」方法といいますか、クライアント様と私との納得いく条件が揃えば記載している参考最低金額よりも安くお仕事をお受けすることは全然可能です。


①リテイク・ラフの回数を減らす

これが最も相談に乗りやすい方法です。通常ラフの段階から完成まで少なくとも3〜5回ほどのチェックをしてもらい、修正点をお伝えいただき、それに準じて修正していくのですが、その回数を減らすことで、金額の方を下げることが可能になります。これはイラスト・プロダクト双方で対応可能です。


②モチーフがはっきりしている

ご依頼いただく際「こういった媒体に使用するものでこういったイメージ、カラーはこの指定で」など細かいレギュレーションを提示していただければ作業効率が上がるため、料金のご相談に対応しやすくなります。極端に言うと「この写真をもとにイラスト化してくれ」といわれれば、作業も早く価格もそこまでいただくことはありません※ただしその画像の権利をお客様が所有していることが確認できる場合に限ります。


イラストに関してはこう言った感じです。あとは「納期に余裕がある」「振り込み日に細かく対応していただける」なども個人的にありがたいので、ご相談ください。

ちなみに作品の「クオリティーを下げる」と言ったことは致しませんのでご安心を(そもそもクリエイター側にメリットがないので)


複雑なのがプロダクトの方ですね。

できる範囲での対応はいたしますが、基本的な対応として


①イニシャリティ・デザイン料を下げ、ロイヤリティーを上げる

これが現状、最も対応可能な策かなと思います。初期費用を抑え、商品が売れた際にペイしていただくことで対応することが可能です。


②ロイヤリティーをどこに掛けるか

売上にロイヤリティーをかけるのがデザイナー的には最もありがたい状況ではありますが、よほど初期のデザイン料が少ない場合のみなので基本的には無いものとし、「出荷料」「原材料」のどちらか。前者の場合、%を掛ける金額が高いですが出荷数が少なければリスクが少なく、逆に後者の場合出荷に限らず生産した段階でロイヤリティが発生しますが、%掛けの金額が少ないと言うメリットがあります。


その他にもデザインとコンサルティングを同時にご依頼いただければ多少の対応はさせて頂きます。

逆に料金は上がってしまうかもしれませんが、月々払いにしていただくことで、一度に大きな出費にならないような対応なども承っております。


また、パッケージデザインに関して、料金の幅が大きいのは「あり物にグラフィックだけデザインする」場合と「パッケージングの仕方からデザインする」場合の違いだと思っていただければ良いかと。

ロゴデザインに関してはイラストと同じように考えていただければ問題ないかと思います。



いかがだったでしょうか?長々と書いてしまった上、稚拙な文章なためわかりにくかったかとは思いますが、まだまだ色々な形でのお客様との関わり合い方はあると思いますので、まずはお気軽にご相談ください。

ちなみに上記料金は全て著作権の譲渡無しの場合になります。「版権ごと欲しい」と言う場合もご相談ください。




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